議員報告・人間万事塞翁が馬

電子化

@ (11月19日公開したブログから)

昨日は決算特別委員会が行われました。
新人議員が、まず戸惑うのが、今回の決算が前年度つまり平成30年度の決算であること。
補正も含めて予算を審議したときに立ち会わなかったのに、突然決算からスタートするのに、どこか違和感を感じていたのですが、選挙の時期や議会運営上のルールとしては仕方ないことなのでしょう。
事前に資料を頂いていたので、決算説明書はかなりの時間を費やし、質問もいくつか用意していましたが
他の議員の質問で、僕の用意した疑問は全て解決したので僕は手を挙げませんでした。

ただ、一番最後まで待って、一つ質問したのが資料の電子化について。
決算とは直接関係ないので僕もかなり迷いましたが
「最後の最後なら許してもらえるかなぁ〜」という思いで手をあげました。


簡単に言えば、本年度、予算決算にかかわる資料を集めると膨大な量なのです。
資料だけで500枚をはるかに超え700枚ぐらいあります。
それも、大半が両面資料。ページ数では1000枚を遥かに超えているでしょう。フォントもとても小さい。
当然、今まではこれでやってきたので文句の付けどころが難しいのですが、
お金の問題だけではなく、資料を読み解くにも難しいボリュームです。

地方議会は二元代表制で、村長側は担当部署があるので多勢です。
各部署で練られた予算書を(議員は8名いたとしても)ひとりひとりが理解し判断しなければいけない。
だったら、もう少し効率を上げられる方法を採用しても良いのではないでしょうか?

小樽市議会では、予算決算に関わる資料を電子化し(確か)タブレットの利用が議会で許可されたと新聞で見ました(この新聞記事がどこに行ったのか、、、、探せなくて、、、残念)
国会もタブレットの利用は数年前から許可されています。

コストも、両面コピーが1枚にかかる印刷代として1枚10円だと考えると、上の画像の資料で7000円
8名の議員と事務局2名の資料代が7万円、予算だけの資料ですから、年間議会にかかる印刷代は・・・?
効率の面、コストの面の両方で電子化を進めるべきではないかと考えます。

質問の回答としては、今後必要だと思うが「何年先までに、、、」ということは言えない。
電子データーでお渡しするのは可能だけど、議会側で電子データーが良いのか、紙が良いのか、相談して決めてもらいたい。と言う内容の回答をもらいました。

確かにそうですよね。
タブレットの利用はジェネレーションギャップも埋めなければいけません。
でも、その世代ギャップを埋める材料としても
「紙か?データーか?」どちらかを選択できる方法があっても良いのではないかと思いますが、、、

ソフトバンク社長の孫さんが言った「日本はAIの後進国だ!」と言う言葉に、背筋にヒヤっとされた方も多いと思いますが、
なんでも新しいものが良いというわけではないけど、便利さを取り込むことに躊躇すると、
さらにコンピュター部門での立ち遅れに繋がるのではないかと思います。

さてさて、皆さんはどう考えますか・・・・?

※ この問題もこれからの進展を期待するために加筆予定とさせて頂きます。

追記:
先日、4年分の議事録を電子データで頂くことができました。一般の方も回覧できる情報ですが、一般の方の持ち出しは禁止されています。
データーが流出しないように管理も大切ですが、議事録が頂けたことで、過去の議事録を電車の中や風呂の中でも読む事ができます。こちらの資料も多いので、すぐにとは行きませんが、選挙前のブログに書いた疑問なども調べてみたいと思います。