議員報告・人間万事塞翁が馬

一般質問2020年12月定例会
先ずは防犯ビデオの設置を要望した一般質問です。茶色が私、青が村長からの答弁になります。

 昨今、小中学校通学路において誘拐や暴行、交通事故の報道を目にします。
 身近な話題では、赤井川中学校のグランドに車を乗り入れ、ドリフト走行して楽しむと言った身勝手な行為も、一つ間違えば大きな事件・事故になりうるのではないでしょうか。これらの対応策のひとつとして防犯カメラの設置があります。犯罪防止効果、抑止力が高く、事件事故の解決への具体的証拠となる防犯カメラは、安全安心の社会づくりに不可欠なツールです。村内を見回しても防犯カメラの設置は見られず、抑止に繋がるものとしては、地域の人の目による見守り活動と、街路灯(防犯灯)ぐらいでしょうか。地域の見守り活動には時間的な限界がありますし、街路灯にしても満足のいくものではありません。
 全国的に防犯ビデオの必要性は高まり、都会では至る所にカメラが監視を続けています。その背景には自治体からの助成があります。全国から比べると北海道はかなり遅れている現状ですが、札幌市や恵庭市では既に町内会や自治会を対象に16万円までの補助が支払われています。また、浦河町を始めいくつかの市町村では上限2万円まで、かかった費用の2分の1を個人に助成している自治体もあります。地域における身近な安全確保について村の積極的な支援を行うべきと考えますがどのようにお考えでしょうか?
 安全な未来に向け、強い防犯システムを作る為にはお金も多くかかります。先ずは重点設置を提案したいと思います。保育所、小中の三校、公共施設、公園、更には村内と村外をつなぐ4本のルートの各所に設置、そしてそれらのカメラを防災機関とし役場で一括管理するというのは如何でしょうか。
 防犯カメラ設置マニュアルを含め、重点箇所への設置について、どのようにお考えかお伺いします。


 まず、地域における安全対策を目的に区会を対象として防犯カメラ設置補助を行ってはどうかというご質問ですけれども、防犯カメラの有益性とともに、設置及び管理費用の区会における負担、さらには撮影データの管理、保管ルールなど区会住民の合意形成が重要であり、特に財源確保の観点からも現時点においてこのような支援制度を新たに設けることは考えておりません。
 続きまして、議員からご提案がありました保育所、学校をはじめとする公共施設や幹線道路等重点箇所への防災機能としてのカメラ設置並びに防犯カメラ設置マニュアルの作成についてのご提案ですけれども、1点目の区会に対する防犯カメラ支援制度と同様に設置における有用性と導入、管理に要する費用をはじめ撮影される側の権利が存在するということも重要な視点であります。犯罪防止という観点の見方を変えると、監視社会と表現される場合もあるのではないかと危惧は拭い去れないところであります。ご質問の冒頭にありました今年7月の赤井川中学校グラウンドの深夜の車乗り入れの件は、残念でならない事件でした。犯罪、不法行為が起こらないことは住民誰もが望むものであり、私としては防犯協会や警察機関と連携して少しでも犯罪のない村にしていきたいと考えており、現時点ではご提案のような防災、防犯機能としての公共施設へのカメラ設置への考えには至っていないところです。

 まず、村長からの回答の中に区会を対象にした防犯カメラという部分出ていましたけれども、考え方によっては個人というのもありかなというふうに思っています。特にここ数年アスパラ、メロン、隣町ではサクランボ、トマト、そんなものが盗まれるという農業被害も毎年のように新聞のほうで報道されていますけれども、農家が自分の倉庫に防犯カメラをつけたいといったときの、浦河町なんかがやっているのがそれだと思うのですけれども、そういう補助の回答が多分ここの今の中には抜けているのではないかなと思うので、もし考え方があったら教えてください。
 それと、今の回答の部分で防犯データの管理というか、監視社会と表現されたと思いますが、それが危惧されるというような回答がありましたけれども、この議論というのは実は数年前にもう終わっている話で、それでもやっぱり必要だから防犯カメラをつけましょうというふうに今、それこそ都会、町ではそれをクリアした上で防犯カメラというのが設置されていると考えていいと思うのですけれども、ちょっと遅れているなというか、考え方的にはもっと一歩進んだということが必要になるのではないかなと僕は思います。
 2015年、大阪の守口市で中学1年生の男女が殺害された事件、その後、数台の防犯カメラの映像解析がきっかけで犯人の特定ができました。かなり捜査が難航したことで今後の抑止力を願い、守口市では3億3,700万円を投じて市内に数千か所の防犯カメラを設置しています。これは、都会のことだと思っていいのでしょうか。今犯罪というのは都会だからとか田舎だからとか、限定して狙うものではなく、特に都会には防犯カメラがかなり多くなっているから、逆に田舎に行けば何かいいものがあるとか、ありつけるとかという犯罪意識というのがあって、それを警戒する必要が僕はあると思いますが、その辺も含めてどのようにお考えかお伝えいただければなと思います。


 まず、最初の個人に対する補助についての考え方ですけれども、こちらも同様のように今時点の私の考え方としてはそういうような事業化をするという考え方は持っておりません。
 後段の部分についてもそういった社会情勢、世の中そういう声もあると、動きもあるということは承知しております。ただ、こういった田舎の中で先ほど言ったようなちょっと考え方が遅れているのではないかといいますけれども、都会ほど先に進んで、田舎において田舎なりのやっぱり捉え方というものもあるのかなというふうな感じを持っていまして、今のところ、先ほど申したように、カメラを設置するような考え方には至っていないと。
 ただ、そういう防犯、ではどうするのだというところにつきましては、先ほどお話しさせていただいたように、防犯協会や地域、あと警察機関と連携する中でそういった部分もきちんと処理していきたいというふうに考えております。後手にはなりましたけれども、グラウンドの関係についても至急に各3校のグラウンドの入り口にバリケードを設置するなど、そういった対策にはなってしまいましたけれども、そういったような形の中で対応しておりますので、いましばらく状況を見ながら、財政的なものも考慮しながら考えていければなというふうに思っております。


 最後に出た中学校の車の乗り入れというのがこの質問のスタートになっていまして、実際に警察のほうに訪ねていったら、校門にチェーンを張りなさいとか、進入禁止とかという看板を出しなさいとかということは警察から中学校のほうで指導はなされているのですけれども、実際にここ休日とか見に行くとそのチェーンというのはいつの間にか取られてしまって、実際には何も施錠もないし、言えば誰でも入れるような状態になっている。それが休日も当たり前のようになっている。車が乗り入れた何日間かだけはそういうふうにしたけれども、その後はそういうふうになっていないというところに僕は防犯カメラというのは必要ではないかな。チェーンを張る、張らないという問題を中学校のほうに聞きに行ったら、やはり物理的ないろいろ弊害があるのだと。宅急便が来たりだとか人が入ってきたりだとかというところでちょっと難しいという話で、それなら学校だけでも少なくとも監視する必要は僕はあるのではないかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。

 学校の管理については、教育委員会のほうでいろいろ学校のほうと調整しながらしているというふうに思っています。私の認識では、先生がいる間は必要ないのだろうなと。不在なときもかかっていなかったというふうに今連議員のほうからご指摘がございましたけれども、私の認識としては部活だとか何かで土日も来ているときに関しては多分されていないだろうと。不在になった、帰る教員がそこにゲートをしていくというような認識でおりましたので、その辺きちんと内容確認して、私の認識どおりに対応してもらうような格好で、もししていないのであれば、不在のときもしていないというのであればそれはいかがなものかというふうに感じますので、その辺は確認して、きちんと対応させたいというふうに思っております。

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※再質問以降の内容が分かりづらくってごめんなさい。能力不足もあって、必要性を伝えるのにもっと良い言葉を選ぶべきだったし、もう少し強気で発言しても良かったと後悔・反省しています。

 簡単に言えば、現在、赤井川村としては防犯カメラを設置する予定はないと言うことですな。
 今後も色んな所で訴えていく必要がありそうですが、村長の「田舎において」とか「田舎なりの」という発言には賛成するつもりはありません。赤井川村の田舎の良さは大切にしていく必要はあります。でも、デジタル化やコロナ、ましてや犯罪は場所を選んで発生するものではありません。
 以前、能登議員がパラダイムシフト(社会の変化)について村長に質問した際、「地方はゆるやかな変革になるだろう」と回答しています。この件も、防犯ビデオの件も、感覚は近くにあって「田舎だから大丈夫」と言う考えは遅れています。これからの社会はダイバーシティー(多様性)に対応していく必要がある。
 防犯ビデオが監視社会に近づくという発言(実はビックリしました)も、世論の議論としては既に終わっている話だから、抑制効果に重点を置き、ありとあらゆるところに防犯ビデオが設置されているのです。

 田舎は夜になると真っ暗です。通学に不安になる父母の方はいないでしょうか?
 コロナ後に生まれるであろう格差が、犯罪を増加させるのではと危惧した声もあります。
 犯罪が横行すると真っ先に狙われるのは何でしょうか?
 防犯ビデオの必要性は今後も発言していきますが、
 必要と感じる方がいましたら是非声を上げてもらいたいと思います。

次は図書コーナーについて 青は教育長の答弁になります。

 平成27年12月と今年6月の定例会で湯沢議員が図書の件で質問されています。簡単にやり取りをまとめると、道内の179ある自治体の中で、図書館又は図書室の未設置は4自治体しかない実情を上げ図書室の設置を要望。当時の馬場教育長は「必要と感じているが整備することは難しい」と言う答弁でした。そして、今年、「4年経って進展はないのか?」という質問に対し、現・根井教育長は村内に二つある図書コーナーを中心に充実をはかっていきたいとお答えになりました。「また図書の話か!」とお嘆きの方もいるかと思いますが、現況を踏まえ、踏み込んだ質問させてください。
 年間赤井川村は49万円の予算を蔵書購入費に当てています。一冊平均単価1200円とすると約400冊の新書が図書コーナーに並ぶことになります。担当者の努力もあって、ベストセラーと呼ばれる本や、新しい本、個人的にも「読みたいなぁ」と思う本が一杯あり、本好きにはたまらない一角だと感じます。蔵書数は本の棚数から換算して現在約8000冊ぐらいあるでしょうか。8000冊という数は、余市の図書館などに比べると足元にも及びませんが、図書館と言えば、古書や参考図書、時代に取り残されたハウツー本、年代を感じさせる小説なども多く、それと比べても、本を探すワクワク感は赤井川村の図書コーナーの方が上に感じる程です。一人当たりの蔵書数は住民の数で単純に割ると、ひとり約7冊、予算や蔵書数から言っても他市町村と比べて、けっして引けの取らない図書コーナーだと個人的には感じています。
 お伝えした通り村民へ向けた図書コーナとしては蔵書数も多く、魅力的で良いと思いますが、設置目的はやはり本の利用。つまり『読書』です。
 バラつきはありますが年間貸出数は約900冊。貸し出し帳を見てもかなり利用者は限定的で、個人的に本を読んで貰いたい若者世代の利用者は見当たりませんでした。年間400冊の図書購入費に対しこの利用状況ではあまりにもったいないと言わざる得ません。――――「これはどこかに問題があるはずです」そんな目線で利用してみると問題点が二つ浮かび上がりました。
 ひとつは場所。役場庁舎受付の前と言うこともあり、どこか本選びに居心地の悪さを感じます。本選びに必要な空気感が全く感じられません。湯澤議員は図書室の設置を求めていましたが、現在、財政的な理由から図書室設置が難しいなら、本の展示方法や図書コーナーの向きや位置など再検討が必要な気がします。
 二つ目は探しづらい。蔵書数が少ないので出版社や著者別の分類が難しい上、コーナの狭さから、新刊やベストセラーの紹介、更にはブックフェスなどはできそうにありません。
 教育委員会は知恵を絞り図書コーナーをより充実したものにしようと努力されていますが、まだまだ工夫が必要に感じます。そこで、いくつか提案があります。
 先ずは、現在ある本のデーターベース化です。最近はバーコードで読み取るアプリもあるので8000冊の蔵書を全てデーターベースに落とし込みパソコンで管理すると、本棚に全部の本を置かずにすっきりした図書コーナーを作ることができると思います。もし、村のホームページにリンクすることができれば、サイト内に仮想図書館ができ、貸し出し状況の確認もできるようになります。
 また、それらの作業を図書ボランティアを募って行うというのはいかがでしょうか。図書ボランティアの活動が活発になれば、寄贈図書も扱うこともできるし、小中学校の学校図書もデータに含め、学校図書室の開放日を作ったり、読み聞かせのイベントや読書コンクールなど、お金をかけずに生きた本を作り出す事ができます。 
 この村に図書館を作ることが身の丈に合ったものだとは思いません。しかし、読書離れが進んでいる昨今だからこそ、村が住民をリードして読書の習慣を推奨する自努力も素敵な村づくりの一環だと考えますがどのようにお考えかお伝えください。


図書コーナーについてお答えいたします。
 励ましのお言葉、お褒めの言葉、ありがとうございます。赤井川村の学校図書を除く教育委員会所管の図書は、令和2年11月現在、蔵書台帳上6,847冊となっており、図書費は令和元年度で48万6,000円、購入は354冊でした。年間貸出し冊数は902冊、使用者307人となっております。これらの多寡について、他町村との比較では北海道立図書館による統計では、令和2年4月1日現在ですが、本村の蔵書総数は後志管内20市町村中4番目に少ないものの、住民1人当たりの蔵書冊数は毎年除籍もしていることから、現在5.4冊で、管内10番目に多く、管内平均を若干上回る冊数となっております。また、図書費は管内8番目に少ないものの、住民1人当たりの図書予算は管内7番目に多く、これも管内平均を恐らく倍に近い額で上回る金額となっております。図書の貸出数は管内4番目に少なく、住民1人当たりの貸出数も管内7番目に少ないというふうになってございます。
 図書の貸出数の多寡の原因についてですが、幾つか原因が、理由が考えられますが、図書設置場所の広さや立地等がその一つとしてあると認識してございます。本村の図書コーナーについては、役場1階住民窓口前のスペースを利用していますが、議員ご指摘のとおり、決して専有面積は広いものではなく、新刊図書コーナーを面出し等で懸架する場所は限られているなどの課題がございます。ただ、この図書コーナーの場所については、これまで生活改善センター、その後現在より広い役場2階スペースを利用していたものの、住民の利用はなかなか進まなかったために住民の最も目につきやすい場所としてこの場所に移動した経緯があります。この結果、利用者数については、平成25年にこの移動を行っていますが、平成24年の307冊から平成26年度には682冊と倍以上に増えたという経緯もあることから、また住民からこのことについての謝意の声も聞かれてくることからなど、現状ではここが最もふさわしい場所であろうと考えているところです。
 また、管内の貸出数が多い町村は独立した図書館や規模の大きい図書室を備えたところがほとんどでありまして、これらは休日のほか学校の放課後、長期休業中に児童生徒が集まる場所となっているところが多く、彼らが自発的学習を行う場所であったり、また乳幼児の部屋やスペースがあり、個人やサークルで読み聞かせの活動をする場所になっていたりするところが多くなっております。本村においてはそのような集い、活動するスペースがないことは利用者が少ない大きな要因として挙げられると考えてございます。本村において、したがってとりわけ子供たちが学校図書を除けば自発的に本と出会う機会が少なくなっていることから、子供たちの読書意欲の向上を目指し、乳児、保護者対象のブックスタート事業ですとか、小学生対象のブックフェスティバル事業を行い、ブックボランティアによる読み聞かせや道立図書館や余市図書館のご協力いただきながら本村では購入できない本を児童へ貸出しするなどの取組を行って、読書環境を事業によって補う取組を現在行っているところです。ブックフェスティバルでは、毎年600冊ほどの図書をお借りして、子供たちに貸出しをしてございますが、さらに図書館、図書室を備える市町村ではそこに所有している図書を学校へ貸し出す取組を
行っておりますが、本村では同図書館のサポートブック事業を活用しまして、朝読・昼読ブックス約200冊、それから授業お役立ちセット約160冊ほど借りるなど取組を行っており、本の貸出し総数は実際にはこれらを加えた冊数になっているところでございます。
 議員ご指摘の図書のデータベース化についてでございますが、現在後志では8市町村でオンライン蔵書システムを行ってございます。貸出し状況も含め検索できるようになっています。このシステムの導入、維持には相応の経費がかかること、もしくは専門職員が必要であることから、取りやめて、図書購入費のほうに回した町村もあるなど、本村の予算規模からは導入は難しいと考えているところでございます。村有図書の村民への周知につきましては、現在は村のホームページの中の村の出来事のページで年4回新刊購入時に新刊の写真と購入リストを紹介し、これを見た村民がそのページを印刷して本を借りに来るなど一定の取組成果が見られているところですが、現在図書台帳のデジタル化を8年前から係が進めていまして、今後についてはこれらを教育委員会のページに掲載することにより今議員ご指摘のような後から調べようとする人が閲覧できるような、そんな仕組みを整えていきたいと思ってございます。
 図書ボランティアについてですが、先週行われましたブックフェスティバルでは12人のブックボランティアが運営や読み聞かせ等で協力してくださいました。学校の教育活動支援も含めこれらボランティア活動が活発になり、地域の教育力が向上していくことは今年度導入の学校運営協議会実施の趣旨とも合致するものでありますので、この活動を通して活性化が図られるよう取組を進めていきます。
 図書の施設についてですが、今後村内施設の有効活用等の検討をする場面では図書室整備は最も優先順位の高いものの一つとして考えているものではございますが、現段階では、今申し上げましたとおり、事業等による読書環境の整備、議員ご指摘のように図書コーナーの懸架等の工夫等によりまして図書と親しむ活動を進め、村民の豊かな心の育成につなげていきたいと考えてございます。
 今後ともご指導のほどよろしくお願いします。


 数に関しては、僕はかなり概算で数を追っていった部分があるので、結構細かく提示してくれたのはとってもありがたいなと思っています。ただ、1つ数字の中で聞きたいのが使用者の307名というのはこれは重複した数も含めた307名と考えていいのですか、それとも純粋に307名の方が借りたというふうに聞き取れますが、その辺はどうですか。
 それと、村のホームページの村の出来事に年4回新刊の購入時に写真と購入リストを紹介しているというのですけれども、これこの紹介の仕方、僕的にはあり得ない。だから、閲覧できるように今緊急にデータベース化しているという話ですけれども、基本何の本があるかというのを見たくて探すわけですから、そのときにたまたま、いっぱい村の出来事ってどんどん、どんどん更新されていく。つまり紹介したものもどんどん、どんどん使用済みなファイルの中に入っていくという紹介の仕方というのは、とてもではないけれども、紹介しているとは思えないので、この閲覧するデータベース化というやり方を今やられているのだったら、一も二も早くそれをやってもらいたい。なおかつ、先ほどもちょっと言いましたけれども、今スマホのアプリとかだったらバーコードでピッとやったら全部写真とか出ますから、それを例えばタブレットなんかに落とし込んで、図書コーナーのところにポンと置いて、これで蔵書を確認してくださいというやり方もあっていいのではないかなという。オンラインパブリックアクセスカタログというシステムを使うと多分かなり高額なものになるとは思うのですけれども、そういう安価な方法もあるので、ぜひその辺も検討してもらいたいなと思うのですけれどもいかがでしょうか。


 使用者307人については、これ重複もございますということです。
 それから、先ほどのホームページの村の出来事のことに関することですが、これは新刊図書の紹介ということを趣旨として紹介しているものですので、今ある本の数がということではもちろんございませんので、今おっしゃったように、先ほど答弁にも今させていただきましたが、村の教育委員会のほうのホームページのほうにそのデータを掲載することで今本村で所有している図書の検索ができるような、そういう状態にしていきたいというふうに思っています。
 現在おおよそなのですが、7割方現在の図書のデジタル化というか、登録は進めてございますので、近い中でそれを掲載することは可能かなというふうに思っています。
 ただ、今お話ありました先ほどのオンラインのシステムの関係については、これ貸出しの、今現在ここにあるとかないとかということだったり、それからそれが今どこに行っているかとか、そういうのも一括管理できるシステムのことを表しているのですが、それをやるとなると、先ほども言いましたが、ちょっと試算したところ、あるいは見積りしたところですと、年間10万から30万ぐらいの予算がかかる、システムによっても変わりますけれども、そういうようなこともあって、それでやめた町村もあるというふうなこと、そんなことで答弁させていただいたのですが、村の規模、予算等と併せながら、先ほど申し上げたように、掲示するというような形で閲覧できるような状態、検索できるような状態には何とかしていきたいなというふうに思って、今後進めていきたいと思いますので、それで回答に代えさせていただきたいと思います。


 教育長にも以前この話ししたときにも人がいればという話をされていたので、少しは手間がかかってもぜひデータベース化というのを早めに進めてもらいたいなというふうに思います。
 役場の入り口のすぐ右側ですから、とっても本を探して、ちょっとくつろいでというようなもしスペースがあれば、多分赤井川村に来る人も多くなるだろうし、それが自然と赤井川村に足を運ぶことが以前村長が言っていた見える化というか、につながっていく可能性もあることですから、ぜひあそこの一角というのを、僕はもっと検討すればもっと人が簡単に借りやすいというか、何人に聞いてもあそこは借りづらいという、やっぱり人の目が気になったりだとかというのがありますので、本棚の向きだとかいろいろちょっと再検討いただいて、ぜひ多くの村民が利用できる、実際に利用している人は相当少ないということをまず念頭に置いて、もっと多くの人に借りてもらえるようなスペースづくりという
のをお願いしたいと思います。以上です。


 ありがとうございます。懸架の工夫については、今面出ししているところ、現在も新刊図書等面出しで掲示して、それで借りている人がいる等のそういうふうな工夫もさせていただいているところでありますが、今後より魅力ある懸架を考えて、工夫していきたいなというふうに思ってございます。限られている予算と限られているスペースの中で、生かしながらやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

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 図書館や図書室の設置要望は、過去に湯澤議員されています。優先課題とした答弁もあったのですが、村の財政状況から言っても当分できることはないでしょう。
 ただ、別な観点で言えば、「地域に図書館や図書室は本当に必要か・・・?」という議論もあります。
 読んだ本は自分で持っておきたいという人もいるし、最近はサブスクリプション(定額で読み放題)やリサイクル(古い本なら100円で買えます)なんて方法もあります。
 読書離れにどう向き合うかのかと言った課題も重要で、図書室がその一助になるとは思えない。

 ただ、せっかく村で予算を立て、毎年本を購入するなら、使い勝手の良い方法を絶えず模索することが有効な利用方法だと考えます。本の見せ方、本の紹介の仕方は、以前に紹介した久住書房の『奇跡の本屋をつくりたい』に触発された経過もありますが、図書コーナーだけのことではなく村行政全般に基本的なアイデアと行動力に欠けているような気がしてなりません。
 それを指摘するのが役目だと思っているので「嫌がられてもこのような質問は今後も続けて行かなきゃなぁ」と思っている次第。そろそろ在庫はデーターベース化され、どんな本があるのか(貸し出し状況ではない)分かるので利用しやすくなります。更に、コピー機を含めた配置の変更も要望していこうと考えています。

――――「村民の皆様はどうでしょうか・・・?」
 年間350冊ですよ。返却期限も定めていないし、購入リクエストも可能。教育長は307人の使用者がいると言いましたが、利用者は50名もいないんじゃないでしょうか・・・?あまりに少ないような気がします。
無駄な支出、無駄な住民サービスにならないように、多くの方が利用して頂くことを願います。

 要望等ありましたらお伝えください。