一般質問2022年度6月定例会

さくら公園について

●2020年9月の定例会で『さくら公園』のに付いて質問させて頂いた際、村長は「将来に向けて桜が成木になり、住民の皆様が桜を見るために集う場所になれば良い」という趣旨のお話をされました。それから数年が経ち、桜の季節は終わりましたが、村長は今年、さくら公園で桜の花をご覧になられましたでしょうか・・・?
現状をお話しすると、120本植えられた桜のうち10数本は枯れ、5月上旬に桜が花をつけたのは20数本。それも、一本の木に数輪の花。探さないと見つけられないほどでした。
たまたま見たときがそうだということではありません。桜の咲く5月1日から約二週間。桜公園の前を通り確認しましたが、毎朝見るさくら公園の景色は驚愕の状況で、正しく育っているとはとても言えるものではないと感じました。
比較する為にお伝えすると、記念植樹の翌年に植えた我が家の桜は、ネズミに根元をかじられ、一時は枯れるのではと心配しましたが、その後、対策を講じ、今年は多くの花をつけてくれました。
あの公園は120周年の村の記念事業として作られたものです。村のシンボルであり、村の資質を問われる大切な公共施設のはずですが、残念ながら管理が行き届いていない。「造成地だから」とか「ボランティアに頼っているから」とか、言い訳は思いつきますが、村の根本な姿勢に「植えれば育つ」という安直な考えを持っているのではないでしょうか。
手間やお金や時間をかけるつもりがないというなら公園を廃止すべきだし、冒頭に云った通り「人が集う場所にする」という目標があるならそれなりのエネルギーが必要です。
あの公園を見るたびに、考え方が雑で、安易に考えているような気がし、今後の村が行う事業にいささか疑問と不安を感じるのは私だけではないと思います。二年前に質問させて頂いているので、明確なご回答を頂くというよりは、ご検討いただきたいという要望を込め、大切な村の資源を活用する為にも、計画性と実行力を持って取り組んで貰いたいと期待します。

産業振興ビジョンについて 村長 

● コロナ騒動が徐々に消音に向かい始め、国は経済の回復の為、音楽やスポーツイベントの制限緩和、GOTOトラベルの再開も含め観光やレジャーの促進、海外からの渡航者の条件緩和など、様々な政策により、ひとの流れを増やし、ひとの動きを活発化しようとしています。
更に、新聞報道でもありましたが、夏休み中の北海道離発着の予約状況や、冬の倶知安ニセコ地区のコンドミニアムの予約状況はコロナ前に近づくような入れ込み推移を見せ、コロナ後の行きたい場所、魅力度ランキングも国内外で北海道人気が際立っているようです。以前のような賑わいがいつ訪れるかは、少し様子を見る必要がありそうですが、確実に近づいていることは間違いないことでしょう。一方、赤井川村はそのような人の流れを迎え入れる準備はできているでしょうか・・・?
〇 先日、カルデラの味覚(あじ)まつりの中止及び終了の報告を受けました。実行委員会が判断したのと説明でしたが、少なくとも村長の意思が加担されていると感じるものでした。中止・終了の報告を受け、率直な感想をお聞かせいただき、今後、それに代わるイベントをどのように構築していくのか?又は「必要ない」と思われているのかお聞かせ下さい。
〇 相変わらずキャッシュレス化の進まない道の駅ですが、今年、役場主体で『もみじ祭』を数回に分けて行うという報告を受けました。農産物直売所に、なかなか野菜が集まらない現状で、どのようなイベントになるのか具体的にイメージしているものをお聞かせください。
〇 それ以外、赤井川村をPRするようなイベントや事業があればお伝えください。
〇 観光地域づくり法人であるDMOと特定非営利活動法人の観光協会、村の観光を担いPRする団体がふたつありますが、それでなくても人材不足の小さな村に、そもそも二つの団体が必要なのか?また、二つある法人の業務をどのように振り分け、整理されているのかお聞かせください。
〇 そのDMOが現在取り組んでいる農泊事業の現状とこれからの展望についてお聞かせください。
〇 最後に、村を売り込むことも村長の仕事のひとつではないかと思います。
先日、新聞で紹介されたJR東日本企画との包括連携協定も、この村に大きな役割を担ってくれることと期待しますが、包括連携がもたらすものや、村の主幹産業である農業と観光(スキーリゾート)に付加する村のPRなど、今後の産業振興に対するビジョン(計画)があればお聞かせください。

上記の質問をさせて頂きました。回答に付いては議事録を待ってご紹介させて頂きます。